グラボを選ぼう

グラボとはグラフィックボードの略称です。 ここでは、グラボの主な機能やその選び方などについて解説をします。

様々な呼称があるが同じPCパーツ

グラボは、販売メーカー毎に様々な呼び名が付けられています。

ビデオカードやビデオボード、あるいはグラフィックボード、さらにVGAやGPUとも呼ばれます。 どれも同じパソコンのグラフィックを強化するためのPC専用パーツの事です。

グラボの構成と機能

グラフィックボード グラボは電子基板上に画像処理専用のCPUとVRAMと呼ばれるビデオ用のメモリ、そして、これらを冷却するためのファンが搭載されています。

パソコン用のボードというと小さなパーツを思い浮かべる方がいるかもしれませんが、グラボの大きさはかなり大きいです。 長さは平均で20cmほどはあります。 そのため、ノートパソコンやモニター一体型パソコンの場合は、あとからグラボを搭載しようと考えても、設置スペースが無いため搭載できないことが多いです。

デスクトップのタワー型の場合は拡張スロットがあるので、そこにグラボを設置することができます。 つまり、タワー型PCを持っているのであれば、ゲームプレイなどで画像処理不足を感じたら、後からグラボを搭載したり、既に搭載済みならばより高性能なものに載せ替えする事ができるわけです。

グラボの現行モデル

パソコン用のグラボを販売している主要メーカーとしては、NVDIAとAMDがあります。

NVDIAはGeForceという商品を、そしてAMDはRadeonという商品を出しています。 NVDIAはパソコン用のグラボとしては一般的で、日本国内では圧倒的なシェアを持っています。

一方、AMDはPS4やXbox Oneなどの家庭用ゲーム機のグラフィック処理ボードとして採用されているのですが、パソコンでのシェアはNVDIAには及ばずパソコンのグラボメーカーとしてはマイナーです。

そのため、グラボをこれから購入しようと考えている方は、最初にGeForceを検討してみると良いと思います。 GeForceの現行モデルにはGTX600・GTX700シリーズがあり、数字の大きい700シリーズの方が高性能となっています。

また、さらに上位モデルの2Way-SLIと3Way-SLIがあります。 この2モデルはグラボを2枚以上搭載することでより高性能となっています。

ただし、価格は大幅にアップするため、一般的なゲーマー向きではありません。 どちらかと言えば、プロゲーマー向け、あるいはグラフィック関係の仕事をされている方向けの商品となります。